こんにちは!
今回は、ホーンテッドマンションの部屋のバックグラウンドストーリー(以下BGS)をご紹介します。
この記事では、各部屋に関するBGSの中でも、館の屋根裏部屋の窓から落ちて、墓地に来た後、
“グリム・グリニング・ゴースト”を歌う胸像のコーラス隊(マローメン)について紹介させていただきます。
ちなみに、今回紹介させていただくBGSについては、フロリダのディズニーのキャストさんが考えたといわれている内容で、非公式なBGSと言われておりますので、その点ご留意ください。
マローメンのBGS
マローメン結成!
ホーンテッド・マンションのクライマックスの墓地で歌うコーラス隊(マローメン)のメンバーの名前は、次の通り。
- シャーマン・サール
- リチャード・レイブンズ
- ロバート・クロフト
- ダンセン・シング
- オムニー・バス
彼らは、イェール・グリー・クラブのメンバーでした。そして、彼らは、グリークラブだけに活動を終わらせず、5人でコーラスグループを結成しました。
そして、グループ活動するにあたって、必要なのがグループ名。
彼らは、グループ名を決めるにあたり、ある人物にキャッチ―な名前を付けてくれないか?と依頼をします。
名前を考えるように依頼した人物が、イェール大学時代のクラスメートであったマスター・グレイシーでした。
依頼を受けたマスター・グレイシーは、彼らの織り成すハーモニーが、マシュマロのように柔らかく、甘いので“マローメン”と名付けました。
メンバーは、アンクル・セオドア、ロロ・ラムキン、カズン・アルジャーノン、ネッド・ナブ、フィニアス・P・ポック
マローメンの解散
マローメンは、大学卒業後も活動したものの、なかなか軌道には乗らず、最終的には別々の道を歩むことになりました。
シャーマン・サールは、ラジオのアナウンサーに、
リチャード・レイブンズとロバート・クロフトは、2人でソングライターに
ダンセン・シング、オムニー・バスは、ボードヴィルといった娯楽演芸(演劇)の道に進みました。
マローメンの再結成
月日が経ち、マスター・グレイシーがホーンテッドマンションの館の主になりました。
そして、彼は、ある日パーティを開くにあたり、古くからの友人たちを招待しました。その招待したメンバーの中には、マローメンの5人も含まれています。
またマスター・グレイシーは、マローメンのメンバーにマローメンを再結成させないかという提案をし、マローメンのメンバーもこれに賛成。パーティでマローメンの再結成をするためにパーティに集まります。
そしてパーティ当日。マローメンのメンバーの再結成のために張り切ります。
まず、ラジオのアナウンサーをしているシャーマン・サールは、マローメンの再結成の様子をラジオ番組を放送するように手配します。
次に、ダンセン・シング、オムニー・バスは、ボードヴィルの経験を活かし、ホーンテッド・マンションの不気味な雰囲気をコメディにして、パーティの参加者やラジオのリスナーを盛り上げます。
最後に、メインイベントとして、この日のためにリチャード・レイブンズとロバート・クロフトが作詞・作曲をした『Grim Grinning Gohsts』をマローメン達が披露します。
彼らのショーは、大好評でした。そして、大好評の結果、『Grim Grinning Gohsts』をもう一度歌って!とアンコールの声が上がります。
マローメン達は観客の声に喜んで対応しようと、今一度マイクの前に立ちます。
そして、その時、ラジオ放送に使用していたアンテナに雷が落ち、マローメン達は感電によって亡くなってしまいました。
マローメン達のその後
彼らの遺体は、故郷に帰るわけではなく、ホーンテッド・マンションの墓地に5人仲良く埋葬されることとなりました。
そして、マスター・グレイシーは、彼らが亡くなったことに責任を感じ、彼らの功績を称えようと考えます。
まず、マローメンの面々の胸像を彼らの墓の上に置くようにしました。
次に、彼らの墓の前には生垣を植えて、彼ら(胸像)の背景にはポプラの木を植えました。
このようにして、マローメンのメンバーがステージの上にいるようにみせました。
ただ、館の主がいなくなってしまった今、誰も手入れするものがいないため、一人の胸像(オムニー・バス)の頭が落ちてしまったままになっています。
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最後に
以上、ホーンテッドマンションのテーマ曲ともいえる『グリム・グリニング・ゴースト』の誕生秘話ともいえる、墓地にいる男性コーラス隊についてBGSの紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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