こんにちは。
今回は、ホーンテッドマンションの部屋のバックグラウンドストーリー(以下BGS)をご紹介させていただきます。
この記事では、各部屋に関するBGSの中でも、ホーンテッドマンション中盤に現れる水晶の中に女性- マダム・レオタ -がいる部屋に関するBGSについて紹介いたします!
水晶の部屋のBGS
マダム・レオタの誕生
マダム・レオタは、ルイジアナの沼地で生まれ、ジプシーとして育ちます。マダム・レオタは、生まれつき特殊な能力を持っていたようですが、かなりの性悪であった性格が理由か、周囲の村人からは避けられていました。
その後、マダム・レオタは、ニューオーリンズに移り住み、手相を見たり降霊会を行ったりして生活をしていました。
マダム・レオタとマスター・グレイシーとの出会い
一方、そのころ館(ホーンテッドマンション)のオカルト現象が悩まされていたマスター・グレイシーは、オカルト現象の原因を調査すべくニューオーリンズを訪れていました。
当初オカルト現象の解明にニューオーリンズを訪れていたマスター・グレイシーですが、やがてマダム・レオタに魅了されていきます。
そして、魅了された結果、妻のリリアンがいるにもかかわらず、マスター・グレイシーは、マダム・レオタを館に住まわせることにします。
さらに、悪いことは続き・・・当初は、館で起こるオカルト現象を対処しようとしていたマスター・グレイシーですが、マダム・レオタが館に住むようになってからは、すっかりオカルトにハマっていき、財産をつぎ込んでいってしまいます。
それだけではなく、マダム・レオタは娘(リトル・レオタ)を出産します。
そのことについて悩んでいた妻のリリアンは、マダム・レオタを追い出そうと試みますが、その作戦をマダム・レオタに知られてしまいます。そして、リリアンはマダム・レオタの策略によって帰らぬ人となってしまいます(リリアンの最期についての詳細は「ホーンテッドマンションのバックグラウンドストーリーを紹介~館の歴代の主~」で紹介しております)。
また、この一件があってからか、マダム・レオタはやがて館での支配力を強めていきます。例えば、潤沢な資産を手に入れるため、マダム・レオタは、マスター・グレイシーを資産家の娘であるエミリーと結婚させます。それだけでなく、エミリーの資産がマスター・グレイシーのものになった途端、なんと用無しとばかりにエミリーを始末してしまったのです😱
マダム・レオタの暴走をもはや止めるものはいないと思われたところ・・・
あるとき、マダム・レオタは、館を霊界の入り口にしようと提案しました。もっとも、さすがにこのマダム・レオタの提案にはマスター・グレイシーは反対します。
その際、マダム・レオタとマスター・グレイシーは口論になり、その中でマスター・グレイシーは、彼の妻たちが亡くなったのがマダム・レオタの仕業であることを知ってしまいます。
そこで、身の危険を感じ、マスター・グレイシーは館から逃げようとしました。一方で、マダム・レオタは、マスター・グレイシーを水晶の中に閉じ込めようと呪文を唱えますが、あと一歩のところで、失敗してしまいます。その結果、マダム・レオタ自身が水晶に閉じ込められてしまいます。
彼女は、現在も水晶に閉じ込められたまま、ホーンテッドマンションで呪文を唱え続けています。
マダム・レオタは水晶の中で現在も降霊術を行っている(?)
先ほど紹介した通り、マダム・レオタは現在も水晶の中に閉じ込められており、その姿は、ホーンテッドマンションの中盤の部屋で見ることができます。
そして、彼女は、水晶に閉じ込められた現在も何かずっと呪文を唱え続けています。
その呪文はなにかというと・・・降霊の呪文です💀
マダム・レオタの能力は水晶の中に閉じ込められても能力は健在のようで・・・
彼女が呪文を唱えている部屋以降では、亡霊たちが目を覚まし、今までゲストには見えていなかった「亡霊」の姿が見えるようになり、ホーンテッドマンションの第2幕が始まります。
マダム・レオタの呪文
マダム・レオタは、水晶に閉じ込められた現在も呪文を唱えているのですが、この呪文の内容についても今回紹介させていただきます。
呪文の内容は次の通りです。
(ヘビよ、クモよ、ネズミの尾よ、いずこから霊魂たちを呼びよせろ。)
Rap on a table. It’s time to respond; Send us a message, from somewhere beyond.
(テーブルを叩き、今こそ応える時。彼方よりメッセージを我らに送れ。)
Goblins and ghoulies from last Halloween, awaken the spirits with your tamborine.
(ハロウィンのなごりの小鬼や悪魔、タンバリンの音で霊魂を目覚めさせよ。)
Creepies and crawlies, toads in a pond; Let there be music from regions beyond.
(地をのたうつ虫よ、池のカエルよ、彼の地の音楽を奏でよ。)
wizards and witches, wherever you dwell, give us a hint, by ringing a bell.
(魔法使いよ、魔女よ、どこにいようともベルを鳴らして知らせておくれ。)
この呪文は、1968年のディズニー映画『黒ひげ大旋風』という映画で、黒ひげの幽霊をうっかり呼び起こしてしまうというシーンで使われていたみたいです!
マダム・レオタのモデル
引用:「ホーンテッドマンションのすべて」ジェイソン・サーレル著、講談社出版
BGSではありませんが・・・マダム・レオタにはモデルがいるのをご存じでしょうか?
マダム・レオタの顔は、当時イマジニアとして働いていたレオタ・トゥームズさんという女性(上記の写真)がモデルなんだそう。
ちなみに声は、シンデレラの意地悪な継母であるトレメイン夫人や眠れる森の美女に登場する邪悪な魔女であるマレフィセントの声を演じたエレノア・オードリーさんが担当しています。
ただ、期間限定Ver.「ホリデーナイトメア」のマダム・レオタについては、レオタ・トゥームズさんの娘であり、同じくイマジニアのキム・アーヴィンさんが演じているそうで、親子代々マダム・レオタを演じているとのこと💡
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ホーンテッドマンションが建設される経緯からホーンテッドマンションが現在の状態に至るまでの経緯は次の記事で紹介させていただきます。
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まとめ
今回は、ホーンテッドマンションの各部屋のうち、水晶の中に女性- マダム・レオタ -がいる部屋に関するBGSについての紹介でした。
これからも引き続きホーンテッドマンションの各部屋に関わる物語を紹介させていただきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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