【BGS】ホーンテッドマンションの各部屋の物語を紹介④~棺のある温室編~

ファンタジーランド

こんにちは!

今回は、久しぶりにホーンテッドマンションの部屋のバックグラウンドストーリー(以下BGS)をご紹介させていただきます。

この記事では、各部屋に係るストーリーの中でも、①ふたの内側から今まさにこじ開けようとしている手が見える棺桶のある温室②扉が並ぶ廊下に関するBGSを紹介させていただきます。

登場人物

BGSを紹介する前に登場人物の紹介をさせていただきます。

ジェーミー・ルイス・パジェット

棺桶のある温室のBGSの主人公。

インディゴ(ジーンズを染める染料。藍)や、サトウキビ農園を所有している資産家。

梅酢
梅酢

栽培する農園からすると、ニューオリンズなどアメリカ南東部付近の人物でしょうか・・・?

サトウキビ農園を所有している資産家と聞くと『風と共に去りぬ』の南北戦争時代(1860年代)の南部のプランテーション農園の経営者をイメージしてしまいましたが、マスターグレイシーが館を譲り受けたのは1914年以降であるため、どうやら違うみたいですね・・・。

リトル・レオタ

ホーンテッドマンション中盤に出てくる水晶玉に閉じ込められ呪文を唱えている女性“マダム・レオタ”の娘。

父親は、館の主であるマスター・グレイシーであると言われています。

ジェイミーの資産である農園の権利を狙っている。

ちなみに、ホーンテッドマンションでドゥームバギーから降りる直前で、「♪Hurry back~ Hurry Back~」と節をつけて話しかけてくる白い服を着た女性がリトル・レオタです。

ニコラス・クラウン

リトル・レオタの悪友?

リトル・レオタと共にジェイミーの資産を狙っている。

棺桶のある温室のBGS

リトル・レオタとの出会い

ジェイミーは、先ほど紹介したように資産家で、資産家どうし(?)の交流会としてパーティにすることもしばしばあったようです。

そして、ある日、仮面舞踏会が開催され、彼はこれに参加します。

そこで、ジェイミーは、滅多に外出のしないリトル・レオタと出会ってしまいます。

リトル・レオタは、ジェイミーのサトウキビやインディゴの農園に目を付け、彼を誘惑します。リトル・レオタは、ジェイミーと結婚し、サトウキビやインディゴ農園を手に入れようと画策したのです。

ジェイミーとリトル・レオタの結婚

そして、リトル・レオタの作戦は前半まではうまくいきました。すなわち、リトル・レオタの誘惑のおかげで(?)、ジェイミーとリトル・レオタは結婚することになったのです。

しかし、作戦の後半は、なかなkうまくいきませんでした。というのもジェイミーが、インディゴやサトウキビの農園を手放さず、農園の権利の一部でもリトル・レオタに譲る気がなさそうだったのです。

リトル・レオタの第二の作戦

リトル・レオタは、インディゴやサトウキビの農園の権利を手に入れるべく、次の作戦を考える必要が出てきました。

そこで、ニコラスと協力して、ある作戦を立て、実行することにしました。

ある日、リトル・レオタは、ロンドン出身のニコラス・クラウン(=リトル・レオタの協力者)と名乗る人物をジェイミーに紹介しました。

ニコラスとジェイミーは、親交を深めていきます。

そして、とある夕暮れ時、ジェイミーとニコラスは、ニコラスの敷地を巡っていたときのことでした。

突如、ニコラスは、「自分は吸血鬼なのではないか?」とジェイミーに打ち明けます。

突拍子もないニコラスの告白に対して、ジェイミーは思わず笑ってしまいましたが、ニコラスは驚く程の速さでジェイミーの首に噛みつきます。

突然のこともあってか、ジェイミーはその場で失神してしまいます。そして、ジェイミーは翌日の夕暮れにやっと目を覚まします。

あんなに、ニコラスの告白に疑っていたジェイミーですが、目覚めた後は自らも吸血鬼になってしまったのではないかと思い込むようになりました。

その後のジェイミーの生活と結末

ジェイミーは、ニコラスに噛まれるという事件の後、自らが吸血鬼になったと思い込み、日中は棺桶の中で眠り、夜中に館を歩きまわるという生活をするようになりました。

そんな生活が続いたある日のこと、ジェイミーは夜になったので、棺桶を開けて外に出ようとしたところ、フタがびくともせず開けることができませんでした。

なぜなら、リトル・レオタによって棺桶のフタを釘で閉じられてしまったからです。

ジェイミーは、妻のリトル・レオタらに助けを求めるべく叫び続けました。そして、7日間奮闘した結果、とうとう棺桶のフタを開けることができました。

しかし、フタを開けたはいいものの、フタを開けられた時間は、タイミングが悪いことに日中だったのです。

吸血鬼になったと思い込んでいたジェイミーは、太陽の光を恐れていたため、フタを開けたものの、再度棺桶の中にも戻ってしまいました。

そして、それを見たリトル・レオタはジェイミーにトドメをさすべく再度棺桶のフタに釘を打ち直します。

その結果、一度は棺桶から出れたジェイミーでしたが、衰弱して亡くなってしまいます。

ジェイミーが亡くなった後、妻のリトル・レオタは念願の農園の権利を手にし、協力者のニコラスにさらに権利を譲渡してしまいます。

ジェイミーは、吸血鬼などなっていなかったのにも拘らず、リトル・レオタたちに騙されて自らの資産を奪われることとなってしまったのです。

現在、ジェイミーの棺桶はホーンテッドマンションの温室に置かれ、未だに外の世界へ出ようと棺桶から手を出し、棺桶を開けようとしているようです。

一方で、リトル・レオタは、ジェイミーを閉じ込めるべく毎日午後になると棺桶のフタに釘を打ちなおしているとのこと・・・

扉が並ぶ廊下のBGS

温室ほどのボリュームのあるBGSではありませんが、温室を抜けた先に両サイドにドアが並ぶ廊下にもBGSがあります。

そのドアの一部はドアノックが勝手に動いたり、今まさにこじ開けられようとしています。実はこのドアに先にいるのはリトル・レオタによって閉じ込められた亡霊たちなのだそう。

リトル・レオタは夜中に亡霊たちの閉じ込められた扉をノックして楽しんでいるとのことです。

梅酢
梅酢

午後には、(元?)夫の棺桶に釘を打ち、夜中に廊下には自ら閉じ込めた亡霊たちのいる部屋のドアをノックして遊ぶというリトル・レオタ。

彼女の一日のルーティンは、なかなか強烈です・・・

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最後に

今回は、ホーンテッドマンションの各部屋のうち、①棺桶のある温室、②扉が並ぶ廊下についての紹介でした。

これからも引き続きホーンテッドマンションの各部屋に関わる物語を紹介させていただきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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