【徹底紹介】美しい森に魅了された劇団員が作ったファンタジーランド・フォレストシアターについて紹介

ファンタジーランド

こんにちは!

今回は、おとぎ話に出てくるような森の中に佇む、ファンタジーランド・フォレストシアターについて紹介させていただきます。

ファンタジーランド・フォレストシアターのバックグラウンドストーリー(以下BGS)

あるところに地方を巡業していた劇団がいました。彼らは荷馬車に乗って世界各地を巡っていました。

そして、ある日のこと、荷馬車に乗って移動していたところ、神秘的で魅力ある森を通りかかりました。

劇団員たちはこの森の美しさにひどく心を奪われます。さらにこの森の美しさを共有できる場所で人々に自分たちの劇を見てもらいたいと考えました。

そこで、彼らは、この森にある素材を使って劇場を建築することにしました。

そして、劇場が完成し、完成した劇場に

ファンタジーランド・フォレストシアター

と名前を付けました。

このシアターで上演される劇はもちろん、満天の星の下にいるような素晴らしい内装も評判となり、ここには毎日のように人々が訪れるようになったそうです。

外装も内装も森のイメージに包まれた劇場

木材を使った温かみのあるデザイン

先ほど紹介いたしましたBGSの通り、ファンタジーランド・フォレストシアターは、森にある素材を使って作られています。内装は木材を活かした素朴で温かみのあるデザインが魅力的です。

2階への階段は、木の枝部分を活かした装飾がされていています。また、ところどころ小動物の絵か描かれているのがかわいらしいです!

関係者のドアの金具も木をモチーフになっています。また、関係者専用の部分に“THEATRE STAFF ONLY(劇場関係者専用)”となっているところもポイントです。

劇場や演劇の象徴とされる“喜劇と悲劇”の仮面

劇場の象徴として喜劇と悲劇の仮面の装飾がされることがよくあるそうです。

例えば、カントリーベア・シアターは、クマの喜劇と悲劇の仮面になっています。

また、ブロードウェイミュージック・シアターでは、海の近くの劇場ということもあり、人魚が喜劇と悲劇の仮面をもっています。

ちなみに、ブロードウェイミュージック・シアターについては次の記事で紹介しておりますので、興味がございましたら是非ご覧ください!

【徹底紹介】ビッグバンドビート演目・公演場所(ブロードウェイミュージック・シアター)を紹介
今回の記事では、東京ディズニーシーのアメリカンウォータフロントにあるブロードウェイミュージック・シアターで公演中の「ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~」の演目だけでなく、ブロードウェイミュージック・シアターについて紹介させていただきます。

そして、ファンタジーランド・フォレストシアターはといいますと・・・

森の劇場らしく、どんぐりの喜劇と悲劇の仮面になっております!

このモチーフは劇場の各所でみることができ、2階へ向かう階段の手すりのところでは、リスが喜劇と悲劇の仮面を持っています。

他にも入口の裏側にもどんぐりの仮面があります。

珍しいキャラクタ―のタペストリーも

劇場2階に向かう2つの階段には、大・中・小3つのサイズのタペストリーがそれぞれ飾られています。

左から

  • マキシマス(塔の上のラプンツェル)
  • ハリス、ヒューバート、ヘイミッシュ(メリダとおそろしの森、主人公メリダの弟)
  • ミーコ(ポカホンタス)

のタペストリーです。

左から

  • キナイ、コーダ(ブラザー・ベア)
  • バンビ、フラワー、とんすけ(バンビ)
  • チップ、デール

のタペストリーです。

あまり東京ディズニーリゾートでは見ないキャラクターもタペストリーに描かれているといった印象です。

この点、ファンタジーランド・フォレストシアターに関する次のインタビュー動画に触れられていて、あまり知られていないディズニーキャラクターが旗や、タペストリー、壁画に描かれているのを魅力の一つとして挙げています。

したがって、あえて東京ディズニーリゾートでは見かけないキャラクターを多く起用しているみたいです。

どんな作品を公演しているのか?

現在は、「ミッキーのマジカルミュージックワールド」を公演中

現在は、ミッキーが森の奥で見つけた大きな魔法のオルゴールをキッカケに、音楽を探す旅へ出かけるといった「ミッキーのマジカルミュージックワールド」を公演中です。

ディズニー映画やディズニー&ピクサー映画の名シーンをダイナミックな演出で再現する東京ディズニーランドオリジナルのショーです。

例えば、美女と野獣、不思議の国のアリスとメリーポピンズのコラボや、ディズニープリンセス(シンデレラ、ジャスミン、ラプンツェル)のコラボなど、映画の垣根を超えたコラボレーションが見れるところがおススメポイントです!

過去の公演作品?

ファンタジーフォレストシアターに入る手前には、過去の公演作品なのか何枚かポスターが飾られています。

今回はこれらのポスターについて紹介させていただきます。

実際の演劇作品をモチーフにちょっとしたシャレがきいているので、是非訪れた際は近くで見てみてくださいね!

ジョン王

William Shakespeare’s Epic Play of LOVE, Deceit, and Taxes
(愛、欺瞞そして重税2についてのウィリアム・シェイクスピアの戯曲)
King John
(ジョン王)

STARRING PRINCE JOHN
(主演:ジョン王子(ロビン・フッド))

ジョン王は、イギリスの劇作家であるウィリアム・シェイクスピアの作品です。ジャンルとしては、史劇にあたり、イギリス英国史上最も悪評の高い王であるジョン王が主人公です。高校で世界史を選択された方だと、“ジョン欠地王(失地王)”という名前で聞いたことがあるかもしれませんね。
このジョン王を演じるのは、ロビン・フットに出てくるヴィランのジョン王子です。ロビン・フッド自体は架空の物語ですが、このジョン王子のモデルは、シェイクスピアの戯曲の“ジョン王”の主人公の“ジョン欠地王(失地王)”がモデルとなっています。
まさに、ジョン王子の元ネタ(?)を演じるのですから、ピッタリな配役ですよね。

ビッグ・バッド・ウルフなんかこわくない

WHO’S AFRAID OF THE BIG BAD WOLF?
(ビッグ・バッド・ウルフなんかこわくない?)

WITH SPECIAL GUEST STARS The three Little Pigs
(スペシャルゲストは3匹の子ぶた)

STARRING The Big Bad Wolf
(主演:ビッグ・バッド・ウルフ)

『ビッグ・バッド・ウルフなんかこわくない?』・・・そのまま『3匹の子ぶた』を劇で行うの?と思いますよね?
これは、ブロードウェイミュージカルの『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』を指しているものかと思います。
『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』の表題は、実は『三匹の子ぶた』の劇中歌『狼なんかこわくない』に由来して、劇中には『狼なんかこわくない』の節をつけてヴァージニア・ウルフ(イギリスの小説家)なんかこわくないと歌われるシーンがあるのだとか。
『3匹の子ぶた』の劇中歌をモジった戯曲を今度は『3匹の子ぶた』の出演者が演じてるなんて、面白いですよね。

ピグマリオン

Pigmalion
(ピグマリオン)

WITH SPECIAL GUEST OWL
(スペシャルゲストはオウル)

STARRING PIGLET
(主演:ピグレット)

Pigmalionの“Pig”にかけて主演がピグレットになっています。
ピグマリオンは『マイ・フェア・レディ』の原作です。
ピグマリオン自体は、音声学の教授が、強い訛りを話す花売り娘を訓練して、パーティで公爵夫人として通用するような上品な振る舞いを身につけさせることができるかについて賭けをするという物語です。
そのため、ピグレットは、花を持っています。一方でスペシャルゲストのオウルは音声学の教授役といったところでしょうか?戯曲の中での教授の性格はさておき、もの知りのオウルが教授約をするというのはあっている気がしますね。

熱いトタン屋根の猫

Cat on a Hot Thin Roof
(熱いトタン屋根の猫)

“Love…Betrayal…SHODDY ARCHITECTURE…THIS PLAY HAS IT ALL”
(愛…裏切り…安物の建築…この劇にはこれらの要素が詰まっています!)

IN HER THEATRICAL DEBUT THE ONE AND ONLY Marie
(唯一無二の存在、マリーの劇場デビュー作品)

戯曲『熱いトタン屋根の猫』は題名にちなんで、猫のマリーが主演を務めた模様です。
見どころとして、愛…裏切り…安物の建築…を挙げていますが、これは、劇の内容というよりも“トタン屋根”というところに着目して書かれているのかと思います。
ちなみに、“Cat on a Hot Thin Roof”とは、(熱い屋根の上にいる猫のように)落ち着きがないことを示す慣用句らしいです。

最後に

今回は、ファンタジーランド・フォレストシアターを紹介させてさせていただきました!

BGSを元にこだわられた外装や内装がとても魅力的ですよね。

また過去の(?)上演作もシャレがきいていて、調べていて面白かったです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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