突然ですが・・・子連れディズニーに「BGS」という楽しみ方、知っていますか?
小さい子連れのディズニーは、乗れるアトラクションが限られたり、待ち時間が長かったり、気づけば親だけがヘトヘトになっていたり。楽しいはずなのに、なんとなく消化不良のまま帰ってしまう日もありますよね。
でも実は、ディズニーには「乗る」以外にも楽しめる視点があります。それがBGS(バックグラウンドストーリー)という楽しみ方です。
街の看板、流れてくるラジオの声、建物のちょっとした装飾——そこにある”小さな謎”に気づくだけで、待ち時間や次の目的地まで向かう時間が冒険の時間に変わります。「あれ何だろう?」と子どもと一緒に探すうちに、乗れなかったアトラクションの前でも、移動中の道でも、ディズニーはどこでも楽しい場所になっていきます。
BGS(バックグラウンドストーリー)とは?
BGSとは、ディズニーのエリアやアトラクション、お店に込められた”背景の物語”のことです。
たとえば、なぜこの建物がここにあるのか。この看板には何が書いてあるのか。流れてくる音楽やラジオには、どんな意味があるのか——ディズニーはそういった細かいところにまで、ちゃんと”理由”と”物語”が用意されています。
知らなくても十分楽しいディズニーですが、BGSを少し知っておくだけで、同じ景色がまったく違って見えてくる。それがBGSの面白さです。
ランドで探してみよう
ディズニーランドでのBGSの例を2つ紹介させていただきます。
①グーフィーのペイント&プレイハウス(トゥーンタウン)
グーフィーは、リビングルームをどうやら模様替えしたくなったみたい。そこで、グーフィーの家を訪れたゲストたちに模様替えを手伝ってもらうことにしたようです。
そこで「どんなふうに模様替えするのかな?」とか、「どんな部屋にしてあげたらいいと思う?」など、声をかけてみて、アトラクションの待ち時間を楽しむのはいかがでしょうか?
②スプラッシュマウンテン(クリッターカントリー)
身長制限があって、まだ乗れない子も多いスプラッシュマウンテン。でも乗れなくても、こんな話ができます。
あの大きな山、もともとは「チカピンヒル」という丘でした。ところがある日、アライグマのラケッティが密造酒を作っていて蒸留器を爆発させてしまい、近くのダムが決壊。丘一帯が水浸しになってしまいます。それ以来、クリッターたちはこの山を「スプラッシュマウンテン」と呼ぶようになりました。
そのBGSを踏まえて、子どもに「あの山、昔は丘だったんだよ。アライグマが爆発させちゃったんだって!」「そのアライグマは反省して、今はお店をやってるんだよ。行ってみない?」「爆発の原因になった機械(蒸留器)、アトラクションの最後の方で見られるんだって。今度乗れるようになったら一緒に答え合わせしようね!」とお話しするのはいかがでしょうか?
シーで探してみよう
次にディズニーシーでのBGSの例を3つ紹介させていただきます。
①マーメイドラグーン
ディズニーシーのマーメイドラグーンは、アリエルや海の仲間たちが「人間にも海の世界を楽しんでほしい」と作り上げたエリアです。
もともとアリエルの父、トリトン王は、陸の世界との交流を固く禁じていました。しかしアリエルが人間の王子エリックと結婚したことをきっかけに、人間と海の世界は仲良く共存できると考えるようになります。そして海の仲間たちが協力して作り上げたのが、このマーメイドラグーンです。
スカットルのスクーターのある場所は陸の潮だまりのエリアなので、床は浜辺の砂の色になっていたり、アリエルのプレイグラウンドのあるエリアは海の中なので、海の中をイメージした装飾になっていたり…
そこで、子どもには「ここは浜辺のエリアだから地面も砂の色になってるよ」とか、「ここは海の中の世界なんだよ!だからここにはイルカさんやクジラさんがいたりするんだね!」とか話しかけてみたり、「海の中みたいって思う点があったらママに教えて!」みたいに子どもに主体的に冒険してもらうのもいいかもしれません。
②マクダックスデパートメントストア
アメリカンウォーターフロントにあるショップですが、実はドナルドのおじさんであるスクルージ・マクダックが経営するお店というBGSがあります。
スコットランド生まれのスクルージおじさんがなぜニューヨークで百貨店を?という経緯にもちゃんと物語があります。休憩がてらショッピング中に「このお店、実はドナルドのおじさんが作ったんだよ」と話すだけで、子どもの反応が変わるかもしれません。
③トイストーリーマニア!
大人気アトラクションのトイストーリーマニア!にもBGSがあります。ゲストたちはおもちゃのサイズに縮んで、ウッディたちのゲームに参加するという設定です。
待ち時間が長いアトラクションですが、「私たち今おもちゃの大きさになってるんだよ」と話しかけると、並んでいる時間もちょっと楽しくなります。
BGSを知ると、ディズニーはもっと広くなる
今回紹介したのは、ディズニーのBGSのほんの一部です。実はパーク内のあちこちに、まだまだ物語が隠されています。
アトラクションに乗ることだけがディズニーの楽しみ方ではありません。歩きながら、待ちながら、休みながら——子どもと一緒に「あれ何だろう?」と探す時間そのものが、ひとつの冒険になります。
次にディズニーへ行くとき、ぜひ一つだけでも気にしてみてください。
きっと、いつもと少し違う景色が見えてくるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!







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