東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのヴェネツィア・サイドに、バルコニールームという部屋があります。2025年6月に登場した比較的新しい部屋タイプで、全部で3室しかありません。
3室がどう並んでいるのか、実際に泊まるとどんな眺めになるのか。今回泊まって確かめたことをまとめています。

この記事で分かること
- 3室がどう並んでいるのか
- バルコニーの柵が二重になっていること、実際の見え方
- 部屋の中でどのくらいパークの音が聞こえるのか
- トランドルベッドを出すときに必要なスペース
- 乳児連れで泊まる場合の注意点
- 事前に依頼した貸出備品がどう用意されていたか
部屋の位置
バルコニールームは3室あります。どの部屋になるかは選べませんが、位置関係を知っておくと、泊まったときに理解しやすくなります。
位置の並び
バルコニーに立ってパークの方を向いたとき、左から順に2330、2332、2334となります。

| 部屋 | 位置 |
|---|---|
| 2330 | 左端 |
| 2332 | 真ん中 |
| 2334 | 右端。すぐ右手に高い壁がある |
この「どちらから見た左右か」がとても大切です。パーク側からホテルを見上げた場合は左右が逆になり、2334が左端になります。他の方の宿泊レポートを読むときも、どちらの向きで書かれているかを確認しないと、位置が正反対になってしまいます。

2334号室の右手に壁があることは、他の宿泊レポートでも触れられていました。今回泊まった真ん中の部屋からも、右方向に高い壁が見えています。
広さについて
公式サイトの表記は37〜43平方メートルで、部屋ごとの内訳は記載がありません。他の宿泊レポートによると、右端の2334号室は43平方メートルとのことでした。
今回泊まった部屋が何平方メートルなのかは、案内がなかったため分かりません。
バルコニールームとは
もともとは外に出られないフェイクバルコニーだった場所を改装してつくられた部屋です。公式サイトの案内では、次のようになっています。

| 場所 | ヴェネツィア・サイド |
|---|---|
| 定員 | 4名 |
| ベッドタイプ | ツイン(レギュラーベッド2台、トランドルベッド1台、クルーズベッド1台) |
| 広さ | 37〜43平方メートル |
テラスルームとの違い
同じヴェネツィア・サイドに「テラスルーム」という部屋があり、名前も場所も似ているため混同されがちです。公式サイトの客室一覧で比べると、次のような違いがあります。
テラスルームは定員2名でダブルベッド、専用ラウンジの利用と朝食が付く「スペチアーレ・ルーム&スイート」に含まれます。一方のバルコニールームは定員4名でツインベッド、客室ページにラウンジや朝食の記載はありません。
つまり、テラスルームは2人でゆっくり過ごす部屋、バルコニールームは家族で泊まる部屋、という位置づけになります。
テラスルームに泊まったときの様子はこちらにまとめています。

工事のお知らせ
ミラコスタでは、2026年8月19日(水)から2027年7月20日(火)までの期間、断続的に客室修繕工事が行われます。期間中は騒音や振動、塗料の臭気が発生する場合があるとのことです。
バルコニールームは、2027年4月7日(水)から5月11日(火)まで販売が休止されます。テラスルームも2027年1月13日(水)から2月16日(火)までは販売がありません。
予約の前に、最新の情報を確認しておくと安心です。
眺めと環境音
バルコニールームを検討するとき、いちばん気になるのが「実際どのくらいパークが見えるのか、パークの音はどのくらい聞こえるのか」だと思います。ここが評価の分かれる部分です。
柵が二重になっている

バルコニーの正面は、外側に石造りの手すり、その内側に黒い鉄柵という二重構造になっています。内側の鉄柵は隣室との境にもあり、掛け金が付いています。
この二重の分だけ、パークとの間に距離が生まれます。手すりから身を乗り出して眺める、という形にはなりません。
立って見たときの見え方
大人が普通に立った状態では、外側の石の手すりが視界の下半分に入ります。その向こうに街並みやゴンドラ乗り場が見える、という見え方です。
カメラを持ち上げて撮れば手すりは写りませんが、目線の高さで見ると印象がかなり違います。
正面と左右

真ん中の部屋から見ると、正面にゴンドラ乗り場と運河、その奥にタワー・オブ・テラーが見えました。

左を向くと、石造りの壁の先に街並みとドーム屋根の建物が抜けて見えます。右を向くと、レンガ造りの高い壁がすぐそばに迫っていて、その方向の視界はほとんどありません。
子どもの見え方
2歳の子どもは、自分で立った状態では柵に阻まれてほとんど見えませんでした。抱き上げると景色が見えるようになり、目を丸くして喜んでいました。
小さいお子さん連れの場合、バルコニーの景色は抱っこして見せるものと考えておくとよさそうです。
環境音
ゴンドラの船頭さんの声は、はっきり聞こえます。出航のかけ声が分かる程度の音量です。
街に流れているBGMは、昼間はゲストが多いこともあり控えめでした。一方、開園前の朝は静かなぶん、BGMがよく聞こえました。
ショーの音
メディテレーニアンハーバーで行われる「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」は、かなり大きく聞こえます。部屋にいながらショーの音を楽しめるほどです。
また「ダンス・ザ・グローブ」は、アメリカンウォーターフロントという別のエリアで行われるショーですが、そこそこの音量で届きました。こちらは昼の公演もあります。
夜の眺め

日が暮れると、灯りのある部分だけが浮かび上がります。ゴンドラ乗り場が電飾で縁取られ、奥のタワー・オブ・テラーが青くライトアップされます。
昼間は壁の存在感が気になりましたが、夜は暗くなって目立たなくなるぶん、見える部分に視線が向きます。同じ部屋でも時間帯によって印象が変わりました。
- ビリーヴの音量は大きく、0歳の子どもはバルコニーで怖がりました。室内に入ると、窓を開けた状態でも平気でした
- 閉園が21時の日でしたが、その後も退園を促すアナウンスが10分おきに聞こえ、最後は21時45分でした。お子さんの寝かしつけの時間と重なる場合は、頭に入れておくとよさそうです
部屋の様子
ヴェネツィア・サイドという名だけあって、ヴェネツィア要素のある素敵な内装でした。
客室の雰囲気

ベッドのヘッドボードは、ヴェネツィアの街並みを描いたデザインです。


ベッドの上に掛けられたベッドスローには、ミニーマウスが人魚になったデザイン。壁にはミッキーたちが描かれたタペストリーが掛かっています。
床は青い絨毯で、唐草のような模様が入っています。天井まわりにも細かな装飾があり、全体に落ち着いた色調でまとまっていました。
窓際にはテーブルと椅子が2脚、入口側にはソファが置かれています。テレビ台の引き出しには大人用のパジャマとランドリー袋が入っていました。
ミニバーと冷蔵庫

電気ケトル、コーヒーと煎茶、カップ4客、グラス4個、アイスペールが用意されていました。冷蔵庫にはミネラルウォーターが入っています。
アイスディスペンサーは各階にあるとのことでした。
水まわり

浴室の扉はすりガラスで、ミッキーが描かれています。中はシャンプー、コンディショナー、ボディソープがディスペンサー式。洗い場には風呂椅子と桶がありました。

洗面所は金色の装飾が施された鏡と、スタンドミラーが置かれています。コップは4個。洗面台の下には椅子と、子ども用の踏み台が収まっていました。
トイレは独立しています。
アメニティ

歯ブラシ、ヘアブラシ、ウォッシュクロス、アメニティキット、バスボムが用意されていました。ドライヤーは引き出しの中です。

スキンケアセットもありました。今回は1回使い切りの小袋タイプです。
お子さん向けには、スリッパ、歯ブラシ、マグカップ、踏み台が常設されています。
トランドルベッドを出すと、部屋はどうなるか
バルコニールームは定員4名です。3人目以降はトランドルベッド(ベッドの下から引き出すタイプ)とクルーズベッド(ソファをベッドにするもの)を使います。
このトランドルベッドを出すときに、家具の移動が必要でした。
椅子の移動は必須

窓際にはテーブルと椅子が2脚置かれています。ベッドと椅子の間にはある程度のスペースがありますが、トランドルベッドを出すにはそれでは足りませんでした。

椅子からベッドまでの距離を測ったところ、約77センチでした。公式サイトによるとトランドルベッドの幅は100センチなので、23センチほど足りない計算になります。
椅子を窓際に寄せれば出せますが、そのぶん窓際のスペースは狭くなります。
3人以上で泊まる場合の注意
他の宿泊レポートによると、3名で予約した場合、特に希望を伝えないとソファが最初からクルーズベッドの状態で用意されることがあるそうです。ソファとして使いたい場合は、事前にリクエストしておくとよさそうです。
部屋の使い勝手
他の宿泊レポートには「43平方メートルと37平方メートルで、トランドルベッドを出すスペースはあまり変わらないのでは」という見方もありました。2部屋を比べたわけではないので、その点は分かりません。
ただ、実際に泊まってみた範囲では、大人2人と子ども2人で過ごして動きにくいと感じる場面は、家具を動かすときを除けばありませんでした。
なお、ベビーベッドを使う場合にも置き場所に制約がありました。こちらは次の章でまとめています。
ベビーベッドを使う場合の注意点
ここは乳児連れで泊まる方だけに関わる話なので、不要な方は読み飛ばしてください。
事前に電話で依頼しておいたベビーベッドは、入室時にはすでに設置されていました。置かれていたのは、2台のベッドの間です。
その場所では柵を開けられなかった
ベビーベッドの側面の柵は、中央で折れて外側に倒れる仕組みです。子どもを寝かせたり抱き上げたりするときは、この柵を倒して使います。
ところが、2台のベッドの間に置かれた状態では、柵を倒すスペースがありませんでした。

測ってみると、ベッドとベッドの間隔は約92センチ。ベビーベッドの外寸は約65.5センチで、さらに柵を倒すのに約34センチ必要でした。つまり、置くだけなら収まりますが、柵を使うには合計で約99.5センチのスペースが要ります。7センチほど足りませんでした。
トランドルベッドの位置まで動かすことになる
柵を使うには、ベビーベッドを移動させる必要がありました。動かせる場所は、トランドルベッドを引き出すスペースです。

つまり、ベビーベッドを普通に使おうとすると、トランドルベッドを出す場所がふさがります。定員は4名ですが、乳児連れの場合は寝床の組み合わせに制約が出ることになります。
大人2人と乳児1人、あるいは大人2人と乳児1人と小さいお子さん1人(大人と一緒に寝る)といった構成であれば問題ありませんが、トランドルベッドとベビーベッドを同時に使いたい場合は、あらかじめ考えておいたほうがよさそうです。
部屋によって違う可能性
今回泊まったのは3室の真ん中の部屋です。他の2室で家具の配置や間隔が同じかどうかは分かりません。
貸出備品
小さいお子さん連れの場合、事前に電話で貸出備品を依頼できます。今回は宿泊前に電話で依頼しておきました。
依頼したもの
- ベビーベッド
- おねしょパッド
- ベビーバス
- 洗面器
- 湯温計
- おむつ袋
- 子ども用パジャマ(Sサイズ2着)
入室時の状態
依頼した7点は、すべて入室時に用意されていました。


ベビーベッドは2台のベッドの間に設置済み。ベビーバスは浴槽の中に置かれ、その上に洗面器と湯温計が重ねてありました。子ども用パジャマは、歯ブラシキットとともにベッドの上に置かれていました。サイズもSサイズで、依頼どおりです。
公式の案内
客室ページの備品一覧では、お子様用パジャマとおむつ袋が「当日ご要望に応じて」、おねしょパッド・子ども用補助便座・ベビーベッド・ベビーバス・湯温計が「事前予約」と分かれています。
一方、公式のヘルプページには、ディズニーホテル共通の貸し出し品としてベビーベッド、加湿器、おねしょパッド、ベビーバス・洗面器・湯温計、子ども用補助便座、おむつ袋、パジャマなどが挙げられています。洗面器はこちらに記載があります。ベビーベッドは1才半未満のお子様が対象で、宿泊予約時か予約後に早めの申し込みが案内されています。
子ども用パジャマのサイズは、Sが身長100センチ以下、Mが100〜120センチ、Lが120〜140センチです。
電話で依頼する際の流れは、別記事にまとめています。

チェックインと館内の様子
部屋そのものとは別に、この時期ならではの出来事がありました。
エントランス前で入館制限があった
14時35分ごろにホテルへ着いたところ、エントランスの前で入館制限が行われていました。宿泊やレストラン利用を証明できるものの提示が求められます。
公式アプリの予約画面を見せたところ、そのまま通していただけました。キャストさんがタブレットのような端末を持っていて、その場で確認する流れでした。
チェックイン前の時間帯に向かう場合は、アプリを開いてログインした状態にしておくと慌てずに済みます。連休や混雑する時期は、時間に余裕を持っておくと安心です。
チェックインは2通りある
ミラコスタには、レセプションでの有人チェックインと、アプリでのオンラインチェックインがあります。
宿泊した日は、レセプションでの受付が14時51分ごろに始まりました。チェックイン開始の15時より前の時間です。
オンラインチェックインを利用した場合は、アプリでルームキーをダウンロードできるようになるのを待つ形になります。今回はレセプションの受付が始まったのと同じころに、ダウンロードできるようになりました。部屋の準備状況によって変わる可能性はあります。
オンラインチェックインのときに気をつけたいこと
レセプションでの手続きがないぶん、ハッピーエントリーの通行証や、駐車場利用の有無を確認される機会がありません。
駐車場は宿泊者かどうかで料金が異なります(詳細は公式サイトをご確認ください)。ハッピーエントリーを利用する予定がある方、車で行く方は、レセプションが空いている時間帯に自分から手続きをしておく必要があります。
今回は、どちらも利用する予定がなかったため何もしていませんでした。すると翌朝、部屋の電話に伝言が残っていて、折り返したところ、キャストさんからハッピーエントリーと駐車場の利用の有無を確認されました。
25周年の装飾

館内では東京ディズニーシー25周年「スパークリング・ジュビリー」の装飾が行われていました。
エントランスの扉には「Sparkling Jubilee」と「25」のデザイン。ロビーの吹き抜けでは、各階の手すりに青と白のドレープ状の飾りが掛けられています。通路の窓には、キャラクターのシルエットを描いた青いパネルが並んでいました。

客室にも25周年のカードが用意されており、ミラコスタのお菓子と一緒にテーブルに置かれていました。

期間限定の装飾なので、時期によって内容は変わります。
まとめ
バルコニールームは、パークに面したバルコニーが付いた部屋です。3室は横並びで、正面の眺めは共通しています。違いが出るのは左右の視界で、端に近いほど壁の影響を受けると思われます。
柵が二重になっているぶん、パークとの間に距離を感じます。手すりから身を乗り出すような眺め方にはなりません。小さいお子さんの場合は、抱き上げないと景色が見えにくいです。
一方で、ゴンドラ乗り場や街並みを部屋から眺められること、ショーの音が届くことは、この部屋ならではの体験でした。朝の静かな時間帯に景色を独り占めできるのも、宿泊者だけの時間です。
家具の配置には制約があり、トランドルベッドを出すには椅子の移動が必要でした。ベビーベッドを使う場合は、置き場所が限られます。人数や年齢構成によっては、あらかじめ考えておいたほうがよさそうです。



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