【BGS】ニュースの次はトレンドの商品を素早くお届け?ニュージーズ・ノベルティのバックグラウンドストーリーを紹介

アメリカンウォーターフロント

こんにちは!

今回はニューヨークで少年時代を過ごした一人が築いた自分のお店“ニュージーズ・ノベルティ”のバックグラウンドストーリー(以下BGS)を紹介させていただきます。

ニュージーズ・ノベルティとは?

ニュージーズ・ノベルティでは、ファンキャップやカチューシャなど、さまざまなおみやげを販売するワゴンタイプのショップです。

今回はこのニュージーズノベルティに関するBGSを紹介させていただきます。

ニュージーズ・ノベルティのBGS

オーナーは、元々ニュージーの一人

ニュージーズ・ノベルティのオーナーは、もともとニュージーの一人でした。

ニュージーとは、ニューヨークの街頭で新聞(ニュースペーパー)を売っていた少年たちのニックネームです。

オーナーは、少年時代アメリカンウォーターフロントで新聞を配って稼いでいたそうです。

新聞配りの仕事から自分の店舗をもって独立

そしてオーナーは、こつこつお金をためて、ウォーターフロントパークができた際に、冒頭で紹介したおしゃれなニューススタンドを作りました。

これからはあくまでも推測ですが・・・

デランシーストリートには、ホットドッグを販売するフードワゴン「デランシー・ケータリング」があります。

そして、この付近には、木材でできた簡素なニューススタンドがあります。

しかし、文字通り、どうやら移転してしまったようです。

あくまでも推測ですが、ニュージーズ・ノベルティのオーナーはコツコツとお金をためてまずは、上の写真の簡素なニューススタンドを手に入れたのではないでしょうか。

そして、そのニュース・スタンドで経験を積んで、満を持して現在のニュージーズ・ノベルティのニューススタンドを作ったのかもしれません。

現在は、ニュースではなく、お土産を販売

ニュージーズ・ノベルティのオーナーは、少年時代からのノウハウを生かしてニュース・スタンドで新聞を販売・・・していません。

現在は、最新ニュースではなく、最新のトレンドをおさえたお土産(ファンキャップやカチューシャなど)を販売しています。

現在もアメリカンウォーターフロントエリアでは働く少年がたくさん?

現在もニュージーズが活躍!

【急募】新聞を配る元気のある若い野心家を求む

アメリカン・ウォーターフロントで「NEWS BOYS WANTED!」と書いてあるこのような張り紙を見かけたことはありませんか?

ちなみに、この下の写真の張り紙は、先ほど紹介した現在は使われていないニューススタンドに張ってあります。

これは、新聞売りの少年(ニュース・ボーイ)を募集する張り紙で、内容は(意訳ですが、)こんな感じです。

ニュース・ボーイズ募集!

【急募】都心部エリアでニューヨーク・グローブ通信の新聞を配る元気のある若い野心家求む。

希望者は、ブロードウェイにあるエンディコット出版の販売部長補佐宛てに本人が申し込みを。

ニュージーが現在もアメリカンウォーターフロントでは活躍中みたいです。

新聞配りを募集しているのは、あの会社

新聞配りの少年を求めているのは、ニューヨーク一番の新聞こと、ニューヨーク・グローブ通信です。

所在地は?

このニューヨーク・グローブ通信社は、ブロードウェイ・ミュージックシアターのお隣さんです。

ちなみにブロードウェイ・ミュージックシアターは、次の記事で紹介させていただいておりますので、興味があれば是非ご覧ください。

【徹底紹介】ビッグバンドビート演目・公演場所(ブロードウェイミュージック・シアター)を紹介
今回の記事では、東京ディズニーシーのアメリカンウォータフロントにあるブロードウェイミュージック・シアターで公演中の「ビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~」の演目だけでなく、ブロードウェイミュージック・シアターについて紹介させていただきます。
新聞社のオーナーはアメリカンウォーターフロントを代表する実業家の一人

ニューヨーク・グローブ通信は、かの豪華客船S.S.コロンビア号を所有、運航する船会社U.S.スチームシップカンパニーや、他多数の会社を所有するアメリカンエンディコット三世がオーナーの新聞社です。

ただ、アメリカンウォーターフロントを代表する実業家が所有する会社だからニューヨーク一番の新聞だということなのでしょうか?

私が思うに、秘訣は、複数言語で発刊されていることかもしれません。

メインオフィスの看板を見る限りニューヨークグローブ通信は次の言語で発刊しているようです。

  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • イタリア語
  • ポルトガル語
  • スペイン語

また、先ほど紹介したメインオフィスの看板には記載がありませんが、タワー・オブ・テラーのキューラインの掲示によれば、日本語による発刊も行っているようですので、少なくとも7つの言語に対応しているようです。

人種のるつぼと呼ばれ、色々な言語を話す人が集まるアメリカ、ニューヨークにおいて複数の言語で発行されればされる程、購読者は増えそうですよね。

ニュージーズ以外にも少年たちは働いている?

ウォーターフロントパーク付近での写真です。

このイスも立派なお店で、靴磨きのお店です。お客さんは椅子に腰かけて、金属の台に足をのっけて靴を磨いてもらいます。

新聞配りだけでなく、靴磨きも少年が行う仕事として挙げられるものの一つで、おそらくですが、靴磨きの仕事をしている少年がいたのでしょう。

アメリカンウォーターフロントは20世紀初頭が舞台といわれていますが、この時代は少年たちも様々な仕事をして家計を支えていたようです。

おまけ~ウォルトディズニーも元NewsBoy~

今回は、かつてニュージー(新聞配り)であったオーナーのお店のBGSを紹介させていただきましたが、あのウォルトディズニーも新聞配りをしていた少年の一人であることをご存じでしょうか?

ウォルトディズニーの父は新聞販売店を経営していて、ウォルトを含め自分の息子たちに新聞配達を手伝わせていました。

子どもたちは、午前3時半に起き、冬の寒さが厳しいときも一軒一軒、新聞配達をしていたそうです。

最後に

今回はニュージーズ・ノベルティのBGS紹介をさせていただきました。一つの小さなお店にも20世紀初頭のアメリカの時代背景が隠れていているようで、とても面白いですよね。

また、今回簡単にふれたニューヨークグローブ通信はアメリカンウォーターフロント、ひいてはタワー・オブ・テラーのBGSに深く関わっている会社ですので、また別の記事で詳しく説明させていただきたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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